Business 1 自動車研究開発ユニット -設計 Automotive Research and Development -Design

Pioneering innovative technology development
to shape next-generation mobility.

設計担当

【携わる領域】

パワートレイン開発
新型エンジン(水素エンジン含む)、レース用エンジンの設計
シリンダブロック、シリンダヘッド、動弁系、過給機類など本体構造部品とその周辺機器の開発

先行開発・次期車両設計
先行開発車両および次期フルモデルチェンジ車両全体の設計
車体(ボディ構造、内外装、シャシー、足回り(アクスル)等)設計

次世代電動モビリティ研究開発
電動パワーユニット(e-Axle等)を含む次世代電動車の研究開発

システム・コンポーネント開発支援
携わるシステムや部品の目標設定および達成手段の提案
仕様検討、サプライヤー調整、試作関連部署との連携・調整

1 Conceptual design 概念設計

レイアウト
ニーズの特定と課題の発見
顧客や市場が何を求めているのか、どんな問題があるのかを徹底的に調査・分析します。 「こういうものがあったら便利なのに」「この問題が解決できたらもっと良いのに」といった潜在的なニーズや課題を見つけ出し、 エンジンやモーターの搭載位置、冷却システムとの関係など、車両全体のレイアウトを考慮した設計を行います。
コンセプト(概念)の創出
特定したニーズや課題を解決するための、新しい製品やサービスの基本的なアイデア、つまりコンセプトを考案します。 「どのような機能を持たせるか」「見た目はどんなイメージか」といった、大まかな方向性を明確にします。
目標設定と要件定義
コンセプトを実現するために、どのような性能(速さ、軽さ、耐久性など)、機能、コスト、品質レベルが必要かといった目標を設定します。 これらの目標を達成するための具体的な要件を定義し、後の設計段階で検証できるようにします。
システム全体像の検討
次世代モビリティ開発の成功は、全体最適から生まれます。私たちは、車両の性能、生産性、そして市場投入までのプロセス全てを見据え、システムとサブシステム間の綿密な連携を検討します。大まかな構造や仕組み(アーキテクチャ)を検討し、実現可能性を探ります。
構造 エンジンやモーターの主要な部品(シリンダーブロック、クランクシャフト、カムシャフトなど)の構造を決定します。
材料 各部品に最適な材料を選定します。
燃焼方式 ガソリンエンジンであれば、燃焼室形状、点火時期など、燃焼方式を決定します。

2 Detailed design 詳細設計・量産車設計

部品設計 各部品の形状、寸法、強度などを詳細に設計します。
CAE解析
部品設計:性能を最大化する個別最適化
車両のあらゆる部品を、その役割に応じた最適な形状、寸法、材質で設計。 駆動、車体、電装系など、各コンポーネントが最高の性能と耐久性を発揮できるよう、ミリ、マイクロ単位での精度を追求します。
CAE解析:デジタル検証による精度と信頼性確保
設計した部品やアセンブリの性能を、物理試作前に高度なCAE解析で徹底検証します。強度、振動、熱、流体、衝突など多岐にわたるシミュレーションで、あらゆる条件下での挙動を予測。潜在的な課題を早期に特定し、設計の妥当性を確実なものにします。
試作:設計の具現化と初期評価
デジタル検証をクリアした設計は、高精度な試作を通じて実物化されます。製作した試作部品を厳格に評価,実験し、機能性、組み付け性、主要性能を確認。 このフィードバックを設計に反映することで、さらなる最適化と品質向上を実現します。
試作 設計した部品を製作し、性能評価を行います。

3 Prototype and evaluation 試作車設計・試作車評価(プロト開発)

エンジン試験
設計の具現化と製造性の検証
CADデータから実物を作り出すことで、設計通りの形状や寸法が実現可能か、製造プロセスにおける課題はないかを確認します。これは、机上設計の実現性と、製品化に向けた製造品質を確保する重要なステップです。
実環境での性能と機能の最終確認
CAD/CAEでは捉えきれない複合的な要因や、実際の使用環境下での性能(例:NVH、操作感)を実機で評価します。これにより、設計の意図が期待通りのパフォーマンスとして現れるかを最終的に検証し、設計品質を保証します。
設計改善へのフィードバックループ
試作評価で得られたデータや課題は、CAD設計に直接フィードバックされ、設計の最適化や改良に繋がります。このサイクルを回すことで、より高品質で信頼性の高い製品開発を実現します。
車両試験 試作車両に搭載し、走行試験や総合的な性能評価を行い、フィードバックを元に設計改善します。
耐久試験 長時間の連続運転や過酷な環境下での試験を行い、耐久性を確認しフィードバックを元に設計改善します。

others その他

新技術の導入
その他:未来のモビリティを形にする設計アプローチ
高度なシステム統合設計
車両全体を構成する各システム間の連携を緻密に設計します。 特に先進安全システム(ADAS)や自動運転機能では、センサー、ECU、アクチュエーター等、複雑な要素を最適に配置し、全体最適化された車両システム設計を確立します。
先端技術の探求と応用設計
常に進化する技術トレンドを取り入れ、設計に積極的に応用します。 AI活用による自動運転関連コンポーネント配置の最適化や、シミュレーションによる衝突回避挙動のデジタル検証など、次世代の自動車設計を探求します。
持続可能性と安全性を追求する設計
環境規制対応に加え、自動運転・コネクテッド技術がもたらす新たな安全性要件に対応する設計を行います。 車体骨格の最適化や、衝突防止装置、乗員保護システムの開発を通じて、持続可能で安全なモビリティ社会の実現に貢献します。
環境規制対応 自動車の設計は、幅広い知識と高度な専門性が求められる分野です。 我々は、長年培った経験と最先端技術を融合させ、個別の部品設計に留まらず、車両全体の統合的な設計を手掛けています。 私たちは、パワーユニット開発から、複雑なシステム全体の設計、先進安全・自動運転機能、車体構造・軽量化技術まで、自動車設計開発のあらゆる専門領域に深く携わっております。

パワーユニット設計は、自動車開発において非常に幅広い知識と経験が必要とされる高度な業務です。
エンジンだけでなく、モーター、燃料電池、ハイブリッドシステムなど、我々桃伎舎のエンジニアは様々なパワーユニットの開発に携わっております。

Business 1

自動車研究開発ユニット Automotive research and development

Business 2

航空機開発ユニット Aircraft development

Business 3

宇宙関連ユニット Space related

Business 4

環境・建設・
プラントソリューション
ユニット Environment / Construction / Plant solutions

Business 5

官公庁対応 /
自社設計開発ユニット Government / In-house design and development

Business 6

自動車仕入れ代行 /
コンプリートエンジン製作
ユニット Automobile purchasing agency /
Complete engine production